しゅ‐え【衆会/集会】
1 多人数が集まること。しゅうかい。「諸(もろもろ)の—の大衆(だいしゅ)に充(あ)つるに」〈今昔・三・二九〉 2 衆徒・僧などが会合すること。また、その集まり。しゅうえ。「衆徒講堂の庭に—して...
しゅ‐く【衆苦】
多くの苦しみ。多くの人の苦しみ。しゅうく。「富貴、栄禄は—の本なり」〈今昔・二・三二〉
しょう‐たい【正体】
《古くは「しょうだい」》 1 隠されているそのもの本来の姿。本体。「—を現す」「—不明の怪人物」 2 正常に意識が働いているときのようす。正気。「—もなく眠る」 3 (「御正体」の形で)神仏の本...
しょう‐ねん【正念】
1 仏語。八正道の一。物事の本質をあるがままに心にとどめ、常に真理を求める心を忘れないこと。正しい思念。 2 極楽往生を信じて疑わないこと。一心に念仏すること。 3 雑念を去った安らかな心。「十...
しょう‐ぶん【小分/少分】
1 小さく分けること。また、少しの部分。少しの量。一部分。「仏は御弟子その数多かり。我に—を分け給ふべし」〈今昔・一・一〇〉 2 身分の低いこと。また、その人。「—なる人と見ますれば、結句たしな...
しょう‐もう【焼亡】
《古くは「じょうもう」》「しょうぼう(焼亡)」に同じ。「ある時には内裏に—あるにも」〈今昔・二四・二四〉
しょ‐さ【所作】
1 行い。振る舞い。しわざ。「一日の—を日記に記す」 2 身のこなし。しぐさ。また、演技の動作。「大げさな—をする」「役者の—」 3 「所作事」の略。 4 仏語。身・口・意の三業(さんごう)が発...
しら‐ば・む【白ばむ】
[動マ四]白みを帯びる。しろばむ。「浪の上に—・みたる小さき物見ゆ」〈今昔・一九・二九〉
しら‐らか【白らか】
[形動ナリ]色が非常に白く、はっきりしているさま。しろらか。「色—なる男の小さやかなる立ちたり」〈今昔・二九・三〉
しり‐あし【後足/尻足】
あと足。うしろ足。「鹿の—を取りて肩に引き掛けて」〈今昔・二三・二三〉