お‐みず【御水】
1 水を丁寧にいう語。また、神事・仏事などに用いられる水。「—取り」 2 俗に、水商売や、水商売で生計を立てる人のこと。
か‐しゃ【火舎/火蛇】
《「かじゃ」とも》仏事に用いるふた付きの香炉。かさ。「(笈(おひ)ニハ)—、閼伽坏(あかつき)、金剛童子の本尊を入れたりけり」〈義経記・七〉
がん‐もん【願文】
1 仏・菩薩の本願を示す文。 2 法会・仏事などを営むとき、施主の願意を記す文。また、神仏に願を立てるとき、その趣旨を記す文。
きょう‐さん【慶讃】
1 仏菩薩や祖師の功徳(くどく)を喜び、ほめたたえること。けいさん。 2 新たに仏像・経巻・堂塔などが完成したときに行う、喜びたたえる仏事。→落慶(らっけい)
ぎゃく‐えん【逆縁】
1 仏語。悪行がかえって仏道に入る機縁となること。⇔順縁。 2 親が子の死をとむらったり、敵対していた者などのために仏事をしたりすること。⇔順縁。
ぎゃく‐しゅ【逆修】
仏語。 1 煩悩に身を任せ、真理から遠ざかること。⇔順修。 2 生前に、自分の死後の冥福(めいふく)のために仏事をすること。予修(よしゅ)。逆善。逆修善。 3 年老いた者が、年若くして死んだ者の...
こっ‐き【国忌】
皇祖・先帝・母后などの命日。政務を休み、仏事を行い、歌舞を慎んだ。こき。「二十九日、—なりければ御神楽(かぐら)止められ」〈盛衰記・四四〉
こもり‐そう【籠もり僧】
1 山や寺などにこもり、一定の期間修行をする僧。 2 人の死後49日の間、喪屋にこもって仏事を修する僧。「わづかに—三、四人の勤めにて」〈太平記・三九〉
ご‐しちにち【後七日】
正月8日から14日までの7日間。また、その間に宮中で行われる仏事。後七日の御修法(みずほう)。正月1日から7日まで神事を行う前七日(ぜんしちにち)に対していう。
さい【斎】
[名]仏語。 1 身心をつつしみ清浄を保つこと。斎戒。 2 僧が正午にとる食事。とき。斎食。 3 仏事法要のときの食事。とき。 [接尾]居室の名や文人などの雅号に付けて用いる。「自然—(=宗...