ふう‐でん【風伝】
[名](スル)うわさが伝わること。「暴説—し」〈新聞雑誌四一〉
フォーク‐ダンス【folk dance】
1 世界各地に伝わる、その地に特有な民俗舞踊。 2 主にレクリエーションとして行われる多人数のダンス。スクエアダンスなど。
ふくとみぞうし【福富草子/福富草紙】
御伽草子。1巻。作者未詳。南北朝時代の成立とされる。放屁(ほうひ)のじょうずな福富長者をまねた男の失敗談。絵巻物としても伝わる。福富長者物語。
ふるく【古く】
[名]ずっと以前の時期。昔。「—から伝わる習わし」
[副]《形容詞「ふるい」の連用形から》ずっと以前に。また、昔から。「—さかのぼれば」「この地で—店を出している」
ぶんぶく‐ちゃがま【文福茶釜/分福茶釜】
《「ぶんぶく」は茶の沸き立つ音を擬して、それに当て字したもの》群馬県館林市の茂林寺に伝わる茶釜。伝説では、守鶴という老僧の愛用していた茶釜が、くんでもくんでも湯がなくならないので不思議がられて...
へしこ
福井県から京都府北部の日本海沿岸地方に伝わる、魚のぬか漬け。サバ・イワシなど青魚を多く使う。刺し身として、また焼くなどして食べる。 [補説]名称は「押し込む」の意の「へしこむ」からともいう。
へん‐めん【変面】
中国の古典劇に伝わる、一瞬で面を変える演技。仕掛けは門外不出とされる。四川省の「川劇(せんげき)」の変面が有名。変瞼(へんけん)。
ほう‐か【放下】
[名](スル) 1 投げ捨てること。ほうげ。「机の上の物を取っては、またすぐに—しなどしていた」〈鴎外・魚玄機〉 2 一切を捨て去ること。ほうげ。「生命をさえ—し終ろうとしたほどだったが」〈山本...
ほうぶつしゅう【宝物集】
平安末期の仏教説話集。1巻・2巻・3巻・7巻の諸本が伝わる。平康頼著。治承年間(1177〜1181)ごろ成立。嵯峨の釈迦堂での会話の聞き書きの形式をとり、多くの説話を例に引きながら仏法を説いたもの。
ほお‐ゆが・む【頰歪む】
[動マ四]話が事実と異なって伝わる。「つきづきしくまねびなすには、—・む事もあめればこそ」〈源・朝顔〉
[動マ下二]事実をたがえる。「朝顔奉り給ひし歌などを、少し—・めて語るも聞こゆ」〈源・帚木〉