す‐おう【蘇芳/蘇方/蘇枋】
1 マメ科の落葉小低木。葉は厚くつやがあり、羽状複葉。春、黄色い5弁花を円錐状につけ、さや状の赤い実がなる。心材は赤色染料とする。インド・マレーの原産。すおうのき。 2 染め色の名。1の心材を煎...
す‐ぐり【酸塊】
1 スグリ科の落葉低木。長野・山梨両県の特産。葉の付け根に3裂したとげをもつ。葉は三〜五つに裂け、縁に鋭いぎざぎざがある。5月ごろ、白い花が咲き、実は熟すと赤褐色になり、酸味があって、食用。 2...
スタキス【(ラテン)Stachys】
シソ科イヌゴマ属の草本または低木。中国産のチョロギが食用として栽培されるほか、数種が観賞用に栽培される。
す‐だち【酢橘】
ミカン科の常緑低木。ユズに似て果実は小さく、扁球形。果肉は酸味が強く、特有の香気がある。食酢用に徳島県で栽培され、まだ緑色のときに収穫する。《季 秋》
スネークウッド【snakewood】
1 クワ科の高木。材は堅く、蛇のような斑紋があり、ステッキ材として珍重される。南アメリカの原産。 2 キョウチクトウ科の常緑低木。葉は披針(ひしん)形で対生。花は淡紅色。果実は黒く熟す。根にレセ...
す‐の‐き【酢の木】
ツツジ科の落葉低木。山地に生える。葉は互生し、卵形で酸味がある。6月ごろ、白い釣り鐘状の花が、数個ずつ集まってつく。果実は球形で、熟すと黒くなる。酸味があり、梅にたとえて小梅ともいう。
せいよう‐かりん【西洋花梨】
バラ科の落葉低木。葉は長楕円形。初夏に白い花をつける。実は洋なし状。ヨーロッパでは果樹として栽培。メドラー。《季 春》
せいよう‐さんざし【西洋山樝子】
バラ科の落葉低木。全体に無毛で、小枝の変形したとげをもつ。葉は互生し、広卵形で浅く三〜五つに裂けている。5月ごろ、白い5弁花を散房状につけ、秋に丸く赤い実がなる。ヨーロッパ・北アフリカの原産で、...
せいよう‐はしばみ【西洋榛】
カバノキ科の落葉低木。葉は卵円形で縁に二重のぎざぎざがある。実は球形で、食用。トルコ・イタリアなどに多い。ハゼル。ヘーゼル。
セラード【cerrado】
ブラジル中央部のサバンナ地域にみられる植生。イネ科の草本と落葉低木からなる草原地域。