てりは‐のいばら【照葉野茨】
バラ科の落葉低木。海岸沿いに生える。茎は地をはい、とげをもつ。葉は楕円形の小葉からなる複葉でつやがある。6月ごろ、白い5弁花が咲き、秋に赤い卵球形の実を結ぶ。
てん‐ちゃ【甜茶】
中国雲南省に産するバラ科などの低木の葉を煎じた飲料。甘味があり、ポリフェノールを多く含む。
てんにん‐か【天人花】
フトモモ科の常緑小低木。沖縄など暖地に自生し、高さ約2メートル。葉は長楕円形でやや厚い。夏、紅紫色の5弁花を開く。実は暗紫色に熟し、ジャムなどにする。温室で栽培もされる。
てん‐の‐うめ【天の梅】
バラ科の常緑小低木。沖縄などの海辺に自生。葉は楕円形の小葉からなる羽状複葉。4、5月ごろ、梅に似た白い5弁花が集まって開く。盆栽にされる。磯山椒(いそざんしょう)。
とうごく‐みつばつつじ【東国三葉躑躅】
ツツジ科の落葉低木。本州中部以北の山地に自生。葉は枝の先に3枚ずつつき、広卵形。5月ごろ葉の出る前に、紫色の花を横向きにつける。
とう‐ちゃ【唐茶】
1 茶の変種。茶より大形の低木。葉は飲用になる。にがちゃ。 2 中国渡来の茶。 3 酒をいう僧侶仲間の隠語。「—の御馳走になりまして、大酩酊いたしました」〈伎・富士額男女繁山〉
とうつる‐もどき【藤蔓擬】
トウツルモドキ科の蔓性(つるせい)の常緑低木。葉は線状披針形で、先端は巻きひげとなる。白色の小花が円錐状に密生して咲く。果実は球形で赤く熟す。沖縄・台湾などに分布。
とう‐ろうばい【唐蝋梅】
ロウバイ科の落葉低木。春、葉の出る前に、ロウバイより大形の黄色い花をつける。中国の原産。檀香梅。
ときわ‐さんざし【常磐山樝子】
バラ科の常緑低木。枝にとげがあり、葉はやや幅広く縁に小さなぎざぎざがある。5、6月ごろに白い花が咲き、10、11月ごろに丸い実が多数房状について濃赤色に熟す。ヨーロッパ南部の原産。
ときん‐いばら【頭巾薔薇】
バラ科の落葉小低木。高さ約1メートル。葉は3〜5枚の小葉からなる複葉。5、6月ごろ、八重咲きの白い花を開く。中国の原産で、観賞用に栽培。ぼたんいばら。