ないし‐の‐すけ【典侍】
内侍司(ないしのつかさ)の次官。もと従六位相当、のち従四位相当。てんじ。
なま‐さぶらい【生侍】
未熟な侍。年若く、身分の低い侍。あおざむらい。「今は昔、人のもとに宮づかへしてある—ありけり」〈宇治拾遺・六〉
西向(にしむ)く士(さむらい)
小の月を覚えるための言葉遊び。二(に)・四(し)・六(む)・九(く)・十一(組み合わせると「士」になる)の各月を表したもの。
にょうぼう‐の‐さぶらい【女房侍】
宮中で、女房の詰めている所。台盤所。
は‐ざむらい【端侍/葉侍】
取るに足りない下級の武士。「汝等ごときの—」〈浄・柏崎〉
ばい‐じ【陪侍】
君主・貴人のそばに仕えること。また、その人。
ひら‐ざむらい【平侍】
《「ひらさぶらい」とも》特別の地位・階級のない、身分の低い侍。
ふ‐じ【扶侍】
そばにいて世話し助けること。
ほう‐じ【奉侍】
[名](スル)貴人のそばにいてその人のためにつくすこと。「君命是れ聴て一心之に—するを」〈加藤弘之・国体新論〉
まいす‐ざむらい【売僧侍】
品格劣等な侍。不徳義な武士。武士をののしっていう語。「さまざまの讒言(ざんげん)をする、ここな—めが」〈伎・毛抜〉