ぞく‐たい【俗諦】
仏語。世間一般で認められる真実。世間の道理。浄土真宗では王法や世俗の仁義をいう。世諦。⇔真諦。
ぞくたい‐じょうじゅう【俗諦常住】
仏語。世俗的真理がそのまま不滅の真理であるとする考え方。日本の天台宗で説かれた。
ぞく‐だん【俗談】
俗事についての話。世間話。
ぞくだん‐へいわ【俗談平話】
蕉風の俳論で、俳諧は日常の俗語・話し言葉を用い、それを雅語に匹敵するものに高めて風雅を表すべきだとするもの。
ぞく‐ち【俗知/俗智】
俗事に関する知恵。世俗的な知恵。
ぞく‐ちょう【俗調】
俗世間で行われている調子。趣のない平凡な調子。
ぞくっ‐ぽ・い【俗っぽい】
[形]いかにもありふれていて、品位に欠ける。通俗的だ。「—・い趣味」 [派生]ぞくっぽさ[名]
ぞく‐でん【俗伝】
世間で言い伝えられている事柄。また、その言い伝え。
ぞく‐なん【俗難】
世間から非難されること。「女の縁に迷ひしと、—をはばかりしに」〈浄・国性爺〉
ぞく‐に【俗に】
[連語]世間で。世間一般に。「—いう試験地獄」→俗