とこ‐やま【床山】
1 歌舞伎などで、興行中楽屋に詰めて、俳優の使用するかつらの結髪・修理・保管その他一切を扱う人。昔は俳優自身の髪を結った。 2 相撲で、力士のまげを結うことを業とする人。
とめ‐ふで【留(め)筆】
1 手紙の終わり。文の結末。 2 書家や画家が、その師匠や主君から、随意に筆を執ることを禁じられること。また、その人。 3 歌舞伎の番付や看板に一座の俳優を列記するとき、一番最後に書かれる俳優。...
どうぐ‐だて【道具立て】
1 必要な道具をそろえておくこと。また、その道具。 2 物事の準備をすること。用意。したく。「会の—を整える」 3 必要な要素や部分。また、それが備わっていること。特に俳優の顔などについていう。...
どうけ‐がた【道化方】
歌舞伎の役柄の一。こっけいなしぐさやせりふで人を笑わせる役。また、その俳優。道化師。
どう‐せき【同席】
[名](スル) 1 同じ席に居合わせること。「有名な俳優と—する」 2 同じ席次・序列。
どくりつ‐プロ【独立プロ】
《「独立プロダクション」の略》大資本の映画会社などに所属せず、自己の資本をもとに映画を企画・製作する組織。俳優や監督を中心にしたものが多い。
ドーラン【(ドイツ)Dohran】
《ドイツの製造会社の名から》舞台や映画・テレビの撮影の際に俳優などが化粧に用いる油性の練りおしろい。
なか‐じく【中軸】
歌舞伎俳優の一座における位置を示す語。看板や番付の中央に名前を書き、多くは第三位の者。中筆(なかふで)。ちゅうじく。
なかはしこうかん【中橋公館】
真船豊の戯曲。昭和21年(1946)、雑誌「人間」に発表。同年、俳優座が初演。
なかむら‐や【中村屋】
歌舞伎俳優の屋号。17世以後の中村勘三郎、およびその一門が用いる。