りっ‐しゅう【律宗】
仏教の宗派の一。戒律を守り実行することを教義とする。中国の道宣が広め、日本へは天平勝宝6年(754)に唐僧鑑真(がんじん)が伝えた。南都六宗の一。本山は唐招提寺(とうしょうだいじ)。戒律宗。
りっ‐そう【律僧】
1 律宗の僧侶。 2 持律・持戒の僧。
りつ【律】
1 古代、中国を中心とする東アジア諸国の刑法典。令(りょう)とともに国家の基本法で、刑罰を規定したもの。日本では、天武天皇の時の飛鳥浄御原(きよみはら)律が最初で、以後、大宝律・養老律で完成した...
りつ【律】
[音]リツ(漢) リチ(呉) [訓]のり [学習漢字]6年 〈リツ〉 1 行動を秩序づけるためのおきて。さだめ。「律令(りつりょう)/格律・規律・軍律・法律・不文律」 2 物事の法則。「因果律...
りゅうおん‐じ【竜穏寺】
埼玉県入間郡越生(おごせ)町にある曹洞宗の寺。山号は、長昌山。開創は永享2年(1430)。開山は無極慧徹。開基は足利義教。江戸時代、曹洞宗大僧録司に任ぜられて末寺を統括。
りゅうきゅうしんとうき【琉球神道記】
島津氏が統治する以前の琉球の宗教について記した書。浄土宗の僧袋中(たいちゅう)[1552〜1639]著。多数の神話・説話を収録。
りゅう‐ぎ【竪義/立義】
法会に際し、学僧を試験するために行われた問答論議の儀式。探題(たんだい)が問題を出し、問者(もんじゃ)が難詰し、試験を受ける竪者(りっしゃ)がこれに答え、全体の事務を会行事(えぎょうじ)が行う。
りゅうざん‐じ【竜山寺】
《Leong San See Temple》シンガポール、市街中心部のリトルインディア地区にある道教寺院。1917年に中国出身の僧により建立。観音像と孔子の像を安置し、屋根の上には中国の福建省に...
りゅう‐しゃく【留錫】
《錫杖(しゃくじょう)を留める意から》僧が行脚(あんぎゃ)中に一時、他の寺院に滞在すること。また、その僧。挂錫(かしゃく)。
りゅう‐ぞう【竜象】
徳の高い僧を竜と象にたとえた語。また、僧を敬っていう語。