ふ‐ぎょうぎ【不行儀】
[名・形動]《「ぶぎょうぎ」とも。その場合は「無行儀」とも書く》行儀が悪いこと。また、そのさま。無作法。「—な若者」
ぶ‐しゅうぎ【不祝儀】
めでたくないこと。特に、葬儀。不祝言。「—袋」
べち‐ぎ【別儀/別義】
「べつぎ(別儀)」に同じ。「いや、—もござりませぬ」〈伎・壬生大念仏〉
べつ‐ぎ【別儀/別義】
1 ほかのこと。別のこと。余の儀。「お願いの筋は—ではない」 2 考慮に入れなければならない特別の事情。別状。「今度ばかりは—を以てゆるし申すなり」〈太平記・三八〉 3 (打消しの語を伴って)都...
ぼ‐ぎ【母儀】
1 母たる者としての模範。 2 ははぎみ。ははご。母堂。「関東より—大宮院にたづね申しけるに」〈神皇正統記・亀山院〉
みつ‐ぎ【密儀】
特別の資格を持つ者だけが参加できる、または特殊な資格を与えるために行う秘密の儀式。未開人のイニシエーション、キリスト教のサクラメント、密教の加持・灌頂(かんじょう)の類。秘儀。
やく‐ぎ【役儀】
1 つとめ。任務。役目。「—上あとへは引けない」 2 課税。租税。課役。
よう‐ぎ【容儀】
1 礼儀作法にかなった身のこなし。また、その姿。「常に飄然として、絶えて貴族的—を修めざれど」〈紅葉・金色夜叉〉 2 顔だち。器量。「その—次第に、男のかたより金銀とるはずの事なるべし」〈浮・一...
よ‐ぎ【余儀】
他のこと。他にとるべき方法。また、別の意見。
よ‐の‐ぎ【余の儀】
「余の儀にあらず」などと否定表現を伴って用い、次に述べる事柄を強調する。別の理由。「君を呼んだのは—ではない」