しぼ・む【萎む/凋む】
[動マ五(四)] 1 草花などが生気をなくしてしおれたり縮んだりする。「花が—・む」 2 いっぱいにふくらんでいたものが張りを失い、縮む。「風船が—・む」 3 好ましいものへの期待で大きくふくら...
ちょう【凋】
[音]チョウ(テウ)(呉)(漢) [訓]しぼむ 草木がなえてしぼむ。勢いが衰える。「凋落/枯凋」
ちょう‐い【凋萎】
[名](スル)しぼみなえること。「日光の下に於きて水を植物に灌げば自ずから—するを見て」〈ファン=カステール訳・彼日氏教授論〉
ちょう‐ざん【凋残】
[名・形動](スル)すっかり衰えること。おちぶれること。また、そのさま。「肉体からも精神からも来る—な気持ち」〈志賀・暗夜行路〉 「国破れ家亡び、親戚—す」〈東海散士・佳人之奇遇〉
ちょう‐すい【凋衰】
[名](スル)しぼみ衰えること。活気や気力がなくなること。勢いを失うこと。「公伯の益(ますま)す昌(さか)えて農民の日に—するを見ずや」〈透谷・泣かん乎笑はん乎〉
ちょう‐へい【凋弊】
[名](スル)疲れおとろえること。疲弊。「此戦連綿として永く打続きしかば諸国次第に—し」〈田口・日本開化小史〉
ちょう‐らく【凋落】
[名](スル) 1 花や葉がしぼんで落ちること。「—の秋」 2 おちぶれること。落魄。「一家が—する」 3 容色などが衰えること。「鏡の中には、もう—し尽くした女が映っていた」〈藤村・家〉 4 ...
ちょう‐れい【凋零】
[名](スル)花などがしぼんで落ちること。転じて、勢いなどが衰えること。「是の人の、斯る—せる有様を」〈竜渓・経国美談〉