でき‐あが・る【出来上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 すっかりできる。完成する。仕上がる。「注文した服が—・る」 2 生まれつく。本来そういうものとして成り立つ。「背のすらりとした撫肩の恰好よく—・った女で」〈漱石・吾輩は猫で...
でき‐あき【出来秋】
稲がよくみのった秋のころ。みのりの秋。《季 秋》
でき‐あきんど【出来商人】
成り上がりの商人。「これらは近代の—」〈浮・永代蔵・六〉
でき‐うお【出来魚】
その年うまれの魚。当歳魚(とうさいぎょ)。
でき‐ぐあい【出来具合】
できあがりの状態や程度。できばえ。でき。「作品の—が気になる」
でき‐こん【出来婚】
「出来ちゃった婚」の略。
でき‐ごころ【出来心】
計画的でなく、その場で急に起こったよくない考え。「—でした盗み」
でき‐ごと【出来事】
社会や身のまわりに起こる事柄。また、ふいに起こった事件・事故。「一瞬の—」
でき‐しゅっとう【出来出頭】
にわかに主君の寵愛を得て権勢を振るう者。「南江主膳といふ—に出合ひけるに」〈浮・伝来記・七〉
でき‐すぎ【出来過ぎ】
[名・形動] 1 作物などが必要以上にできること。また、そのさま。「—で値が下がる」 2 予想や能力を超えてうまくゆくこと。また、そのさま。「彼にしては—な成績だ」