でかけ‐すがた【出掛け姿】
1 外出するときの姿。よそゆきの姿。 2 遊女が客に呼ばれて置屋から揚屋へ出かけて行くときの晴れ姿。「この夕ざれの—、端居して見せまゐらすに」〈浮・一代女・二〉
で‐か・ける【出掛ける】
[動カ下一][文]でか・く[カ下二] 1 ある目的地をさして出て行く。出発する。また、外出する。「社用で九州へ—・ける」「盛装して—・ける」「買い物に—・ける」 2 出て行こうとする。出ようとす...
でかし‐た【出来した】
[連語]《動詞「でかす」の連用形+過去の助動詞「た」》人がうまく事をやりおおせたときなどに、感心してほめたたえる語。「よくやった、—」
でかし‐だて【出来し立て】
[名・形動ナリ]してやったり、と得意そうにふるまうこと。また、そのさま。「諸事—に、物毎(ごと)子細らしく吟味するに」〈浮・伝来記・一〉
でか・す【出来す】
[動サ五(四)] 1 できるようにする。また、作り出す。こしらえる。「東京で下絵を—・していた」〈康成・童謡〉 2 やってのける。なしとげる。→でかした「私の生涯の中に—・して見たいと思う所は」...
で‐かせぎ【出稼ぎ】
[名](スル)ある期間、家を離れ、よその土地や国に行って働くこと。また、その人。「農閑期に—する」「—の外国人労働者」
で‐かた【出方】
1 出る方法・ようす。でよう。「芽の—」 2 物事に対する処理のしかたや態度。でよう。「最初の交渉では相手の—をみる」 3 芝居茶屋・相撲茶屋などに所属し、客を座席に案内したり、飲食物の世話をし...
で‐がい【出買い】
1 直接売り手の所へ出向いて買いつけること。 2 鮮魚などを生産地で買いつける仲買人。
で‐がいちょう【出開帳】
[名](スル)寺院の本尊や秘仏などを他の土地に運んで行う開帳。《季 春》「はるばると山おり来まし—/蝶衣」→居開帳(いがいちょう)
でがい‐ぶね【出買い船】
鮮魚の仲買人が出買いのために出す船。瀬戸内海などに多い。