と‐しば【鳥柴】
鷹狩りの獲物を人に贈るとき、その鳥を結びつけた木。初めは柴につけたが、のち季節に応じて松・梅・桜・楓(かえで)などの枝を用いた。鳥付け柴。とりしば。
トズール【Tozeur】
チュニジア南部のオアシス都市。サハラ砂漠の北端に位置し、サハラ交易の要地として栄えた。20世紀初めに首都チュニスやスファックスなどの大都市と鉄道で結ばれた。ナツメヤシの栽培が盛ん。煉瓦(れんが)...
とっけつ【突厥】
《Türkの音写》6〜8世紀にかけて、モンゴルから中央アジアを支配したトルコ系遊牧民族。また、その国。ササン朝ペルシアと協力してエフタルを滅ぼし大帝国となったが、583年には東西に分裂。モンゴル...
とっ‐つき【取っ付き】
1 最初。手初め。「習い事は—が肝心だ」 2 いくつかあるうちのいちばん手前。「角を曲がった—の家」 3 初めて会ったときの印象。第一印象。「—はよくないが、根はいい人だ」
とっつき‐やす・い【取っ付き易い】
[形][文]とっつきやす・し[ク]とりかかりやすい。理解しやすい。親しみやすい。初めてでもうまくこなせるさま。「—・い小説」⇔取っ付き難い。
トップ‐クオーク【top quark】
6種類あると予測されていたクオークのうちの、6番目のクオーク。第3世代に属する電荷⅔eのクオーク。1994年春アメリカ、フェルミ加速器研究所の巨大加速器デバトロンによって初めて観測された。→ボト...
と‐な
[連語]《格助詞「と」+終助詞「な」》(多く文末に用いて)確かめる気持ちで相手に問い返す意を表す。…というのだな。「すりゃ、それにひかへし雅近初め、並び居る者の首を打て—」〈伎・暫〉
とばん【吐蕃】
7世紀初め、チベットに成立した王国の中国名。ソンツェン=ガンボが建国。しばしば唐と戦ったが、9世紀初め和平。843年に内紛により分裂し、崩壊。チベット文字が制定され、仏教が国教とされた。また、中...
とべ‐やき【砥部焼】
愛媛県伊予郡砥部町およびその付近から産する磁器。18世紀前半の開窯。初め日用陶器を焼いていたが、その後、改良を重ね、白磁や染め付け・色絵などを焼成。
トポロジカル‐ちょうでんどうたい【トポロジカル超伝導体】
内部は通常の超伝導状態だが、その表面のみ、トポロジカル相転移とよばれる特別な状態にある超伝導体。2018年、高温超伝導体として知られた鉄系超伝導体の表面で、同現象が実現することが初めて確認された...