うい【初】
[名]最初。初め。「我はけさ—にぞ見つる花の色をあだなるものといふべかりけり」〈古今・物名〉 [接頭]名詞に付いて、初めての、最初の、の意を表す。「—産」「—陣」「—孫(まご)」
ういうい‐し・い【初初しい】
[形][文]うひうひ・し[シク] 1 物慣れないで幼い感じがする。世間慣れしていないで、若々しく新鮮にみえる。「—・い新入生」「—・い新妻」 2 はじめてなので、気持ちが落ち着かない。きまりが悪...
うい‐かぶり【初冠】
「ういこうぶり」に同じ。
うい‐かむり【初冠】
「ういこうぶり」に同じ。
うい‐げんざん【初見参】
初めてお目にかかること。初対面。「白井さんとの—も出来たと云うもんでしょう」〈木下尚江・良人の自白〉
うい‐こうぶり【初冠】
元服して、初めて冠を着けること。ういかがふり。ういかぶり。ういかむり。ういこうむり。「昔、男、—して」〈伊勢・一〉
うい‐ご【初子】
夫婦の間に初めて生まれた子。はつご。
うい‐ごと【初事】
1 初めてすること。初めてのこと。「その際々(きはぎは)を、まだ思ひ知らぬ—ぞや」〈源・帚木〉 2 初潮。「そのはるかなりとの給ふほどにや、—もせむとなむみゆる」〈かげろふ・下〉
うい‐ざん【初産】
初めての出産。しょさん。はつざん。
うい‐じん【初陣】
初めて戦場に出ること。また、その戦い。転じて、初めて試合・競技に出場すること。「—を飾る」