はつはる‐きょうげん【初春狂言】
歌舞伎で、正月に上演する狂言。また、その興行。古くは正月2日を初日としたが、のち15日などになり、江戸では曽我(そが)狂言を演じる慣習があった。京坂では二の替わりといった。春狂言。春芝居。初春興...
はつはる‐づき【初春月】
陰暦1月の異称。
はつ‐ばしょ【初場所】
正月に行われる大相撲の本場所。東京で行われる。一月場所。《季 新年》「—の土俵はやくも荒るるかな/万太郎」
はつ‐ひ【初日】
元旦の朝日。初日の出。《季 新年》「空近くあまりまばゆき—かな/子規」
はつ‐ひかげ【初日影】
元日の朝日の光。《季 新年》「夕方になれば汚るる—/虚子」
はつ‐ひので【初日の出】
元日の日の出。はつひ。《季 新年》「馳け上る松の小山や—/漱石」
はつ‐びな【初雛】
女児の初節句に飾る雛人形。また、その祝い。《季 春》
はつ‐ふじ【初富士】
元旦に富士山を眺めること。また、その富士山。《季 新年》「—にかくすべき身もなかりけり/汀女」
はつ‐ふどう【初不動】
その年最初の不動尊の縁日。1月28日。《季 新年》「正月の末の寒さや—/万太郎」
はつ‐ふゆ【初冬】
冬の初め。しょとう。また、陰暦10月の異称。《季 冬》「—や日和になりし京はづれ/蕪村」