十三月(じゅうさんがつ)なる顔付(かおつ)き
《1年が13か月もあるように思っている顔つきとも、いつも正月のような顔つきともいう》のんきな顔つき。「工商の家に—かまへ、貧乏花盛り待つは今の事なるべし」〈浮・永代蔵・五〉
じゅうさん‐がね【十三鐘】
奈良の法相宗(ほっそうしゅう)菩提院で、明け七つ(午前4時頃)と暮れ六つ(午後6時頃)の時に、両方の時の数を合わせて13ついた鐘の音。13歳で鹿殺しの罪に問われた子を弔うための鐘という俗説がある。
じゅうさん‐ぎょう【十三経】
中国における儒家の基本的な書物13種。「周易(易経)」「尚書(書経)」「毛詩(詩経)」「周礼(しゅらい)」「儀礼(ぎらい)」「礼記(らいき)」「春秋左氏伝」「春秋公羊(くよう)伝」「春秋穀梁(こ...
じゅうさん‐こ【十三湖】
青森県津軽半島西部にある潟湖(せきこ)。中世から近世にかけて、十三湊(とさみなと)(のちに「じゅうさんみなと」)とよばれる港として栄えた。十三潟(とさがた)。
じゅうさん‐しゅう【十三宗】
1 日本仏教の13の宗派の総称。華厳宗・法相(ほっそう)宗・律宗・天台宗・真言宗・浄土宗・臨済宗・曹洞宗・浄土真宗・日蓮宗・時宗・融通念仏宗・黄檗(おうばく)宗。 2 中国仏教の13の宗派。毘曇...
じゅうさんぞく‐みつぶせ【十三束三伏せ】
こぶし13握りの幅に指3本の幅を加えた長さ。また、その長さの矢。普通の矢が十二束であるのに対して、長い矢。→十二束三伏せ
じゅうさんだい‐しゅう【十三代集】
二十一代集のうち、初めの八代集を除いた勅撰和歌集。鎌倉・室町時代にできた、新勅撰・続(しょく)後撰・続古今・続拾遺・新後撰・玉葉・続千載・続後拾遺・風雅・新千載・新拾遺・新後拾遺・新続古今の13集。
じゅうさん‐づか【十三塚】
峠道や村境などに、数個または十数個に及ぶ塚が並んでいるもの。そのうちの一つが特に大きく、これを大将塚・将軍塚と呼んだり、戦士の一団が埋められているなどと伝えるものが多いが、実体は未詳。
じゅうさん‐ななつ【十三七つ】
《「お月さまいくつ、十三七つ、まだ年あ若いな」というわらべ歌から》十三夜の七つ時(4時ごろ)の、出たばかりの月のことで、まだ若いの意。
じゅうさんにんのしかく【十三人の刺客】
工藤栄一監督による映画の題名。昭和38年(1963)公開。暴虐な藩主の暗殺指令を受けた刺客たちの戦いを描く集団抗争時代劇。出演、片岡千恵蔵、里見浩太朗、嵐寛寿郎ほか。 三池崇史監督によるの...