ちどり‐が‐ふち【千鳥ヶ淵】
東京都千代田区、皇居北西側にある旧江戸城内堀の一部。戦没者墓苑がある。桜の名所。
ちどりがふち‐せんぼつしゃぼえん【千鳥ヶ淵戦没者墓苑】
日中戦争・太平洋戦争時に海外で戦死した軍人・軍属・一般邦人の遺骨を埋葬した国立の墓地公園。遺族に引き渡すことができなかった約36万柱の遺骨が納められている。昭和34年(1959)建設。皇居北西部...
ちどり‐ごうし【千鳥格子】
千鳥が連なって飛んでいるように見える形の格子柄。ハウンドツース。
ちどり‐そう【千鳥草】
ラン科の多年草。中部以北の高山に自生し、高さ30〜50センチ。根は厚く手のひら状に分かれている。葉は広い線形。夏、淡赤紫色の花を穂状につける。てがたちどり。《季 夏》
ちどり‐の‐き【千鳥の木】
ムクロジ科の落葉小高木。山地に自生。葉は長楕円形で先が細くとがる。雌雄異株。4月ごろ開花し、翼をもつ実を結ぶ。やましばかえで。
ちどりのきょく【千鳥の曲】
箏曲(そうきょく)。古今組の一。江戸末期に吉沢検校が作曲。古今集と金葉集から千鳥に関する歌を1首ずつ選んで前歌と後歌にし、その間に手事(てごと)をはさむ。「六段」とともに箏曲の代表曲。
ちどり‐はふ【千鳥破風】
屋根の斜面に設けた小さな三角形の破風。狐格子(きつねごうし)をはめ込み、装飾や通気用に用いる。据え破風。
ちどり‐もく【千鳥目】
鳥綱の一目。カモメ・シギ・チドリ・ウミスズメ科など16科よりなる。渡り鳥が多い。
ち‐な【千名】
いろいろなうわさ。多くの評判。「我が名はも—の五百名(いほな)に立ちぬとも」〈万・七三一〉
ち‐のり【千入り/千箭】
《「ちのい(千篦入)り」の音変化》千本の矢が入っていること。数多くの矢が差し入れてあること。「—の靫(ゆぎ)」