なんよう‐ちょう【南洋庁】
第一次大戦後、日本の委任統治領となった南洋群島に関する行政事務を行った官庁。大正11年(1922)パラオ諸島のコロールに置かれ、昭和20年(1945)ポツダム宣言の受諾により消滅。
なん‐りょ【南呂】
1 中国音楽の十二律の一。基音の黄鐘(こうしょう)より九律高い音。日本の十二律の盤渉(ばんしき)にあたる。 2 陰暦8月の異称。
なん‐りょう【南涼】
中国の国名。五胡十六国の一。397年、鮮卑の禿髪烏孤(とくはつうこ)が、廉川(れんせん)(青海)に拠って建国。のち、北涼の圧迫で衰退し、414年、西秦に滅ぼされた。
なん‐りょう【南鐐】
1 美しい銀。精錬した上質の銀。 2 江戸時代、二朱銀の異称。長方形の銀貨幣で、1両の8分の1。南鐐銀。南挺(なんてい)。
なんれい‐さんみゃく【南嶺山脈】
中国南部、華南と華中を分ける山脈群。広西チワン族自治区・広東省と湖南省・江西省との境を東西に走る。タングステンの産地。ナンリン山脈。
なんわ‐ほくりょ【南倭北虜】
「北虜南倭(ほくりょなんわ)」に同じ。
はえ【南風】
(西日本一帯で)南または南寄りの風のこと。《季 夏》
ぱいぬしまいしがき‐くうこう【南ぬ島石垣空港】
新石垣空港の愛称。
ぼうぶら【南瓜】
《(ポルトガル)abóboraから》カボチャのこと。西日本でいう。
みなみ【南】
1 太陽の出る方に向かって右の方角。みんなみ。「—に向いた部屋」⇔北。 2 南風。はえ。《季 夏》「耳もとに波のわきたつ—かな/万太郎」