とり‐こ・める【取り籠める】
[動マ下一][文]とりこ・む[マ下二] 1 中に押しこめる。とじこめる。「人質を一室に—・める」 2 とりかこむ。包囲する。「敵の艦隊を中央に—・めて」〈蘆花・不如帰〉
とり‐こも・る【取り籠もる】
[動ラ四]とじこもる。「天の岩戸に—・らせ給ひし時」〈曽我・五〉
とり‐ころ・す【取(り)殺す】
[動サ五(四)]死霊・生霊などがとりついて命をとる。「怨霊に—・される」
とり‐こわし【取(り)壊し/取り毀し】
取り壊すこと。
とりこわしポルカ【取り壊しポルカ】
《原題、(ドイツ)Demolierer-Polka》ヨハン=シュトラウス2世の管弦楽によるポルカ。1863年作曲。ウィーン中心部を囲む古い城壁を取り壊して造られた環状道路の工事に着想を得た作品。
とり‐こわ・す【取(り)壊す/取り毀す】
[動サ五(四)]建物などをこわす。「古いビルを—・す」
とり‐さ・う【取り支ふ/取り障ふ】
[動ハ下二]争っている間にはいって両者を引き離す。仲裁する。「いでて—・へんとするに」〈宇治拾遺・一〇〉
とり‐さ・く【取り放く】
[動カ下二]とりのける。とりはらう。「御堂の飾り—・け、御しつらひあらたむるに」〈源・蜻蛉〉
とり‐さげ【取(り)下げ】
取り下げること。撤回。
とり‐さ・げる【取(り)下げる】
[動ガ下一][文]とりさ・ぐ[ガ下二] 1 いったん提出したものを取り戻す。「願書を—・げる」 2 いったん提起した訴えや申し立てを取り消す。撤回する。「訴訟を—・げる」