とり‐のこし【取(り)残し】
全部取らずに残しておくこと。取ったあとに残っていること。また、そのもの。
とり‐のこ・す【取(り)残す】
[動サ五(四)] 1 全部取らずに残しておく。「—・した分を回収する」 2 (多く「取り残される」の形で)そのものだけをあとに残す。置き去りにする。「仲間に—・される」
とり‐のぞ・く【取(り)除く】
[動カ五(四)]取ってなくす。とりのける。「不純物を—・く」
とり‐のぼ・せる【取(り)上せる】
[動サ下一][文]とりのぼ・す[サ下二]興奮のあまり、分別を失う。逆上する。また、のぼせあがる。「耳まで真赤に—・せた彼女の目が」〈有島・宣言〉
とり‐はからい【取(り)計らい】
取り計らうこと。「適切な—をする」
とり‐はから・う【取(り)計らう】
[動ワ五(ハ四)]物事がうまく運ぶように考えて処理をする。「穏便に—・う」 [可能]とりはからえる
とり‐は・く【取り佩く】
[動カ四]取って身に着ける。「剣大刀腰に—・き」〈万・八〇四〉
とり‐は・く【取り矧く】
[動カ下二]弓に弓弦をとりつける。「梓弓弦緒(つらを)—・け引く人は」〈万・九九〉
とり‐はこ・ぶ【取(り)運ぶ】
[動バ五(四)]物事をとどこおりなく進行させる。「円滑に議事を—・ぶ」
とり‐はずし【取(り)外し】
1 取りつけてあるものを外すこと。「—がきく棚板」 2 うっかり失敗すること。「永い間には—も有ると見えて」〈二葉亭・浮雲〉