はつ‐のぼり【初幟】
男児の初節句を祝って立てる幟。また、その祝い。《季 夏》「五女ありて後の男や—/子規」
はつ‐びな【初雛】
女児の初節句に飾る雛人形。また、その祝い。《季 春》
はなあび【花浴び】
飴山実の俳句集。平成7年(1995)刊。
はなごおり【花氷】
日野草城の第1句集。昭和2年(1927)刊。
はなごろもぬぐやまつわる【花衣ぬぐやまつわる…】
田辺聖子による杉田久女の評伝。昭和62年(1987)刊。副題「わが愛の杉田久女」。題名は久女の句「花衣ぬぐやまつはる紐(ひも)いろいろ」より。
鼻(はな)っ柱(ぱしら)が強(つよ)・い
勝ち気で人の言いなりにならない。自信家で気が強い。鼻っぱしが強い。「—・く上役にも平然と文句を言う」
はな‐の‐じょうざ【花の定座】
連歌・連句で、一巻(ひとまき)のうち、花の句を詠みこむ箇所。歌仙では、初裏(しょうら)の11句目と名残(なごり)の裏の5句目の2か所。百韻では、初裏・二の裏・三の裏のそれぞれ13句目と名残の裏の...
はばっ‐た・い【幅ったい】
[形]幅が広い。張った感じである。転じて、しかつめらしい。「口—・い」「傾城も家名がつけば—・い」〈川柳評万句合〉
はま【浜】
俳句雑誌。昭和21年(1946)、大野林火が創刊・主宰。同人として野沢節子、村越化石らが参加した。大野の没後は松崎鉄之介が主宰を継承。平成25年(2013)8月号をもって終刊。
浜(はま)の真砂(まさご)は尽(つ)きるとも世(よ)に盗人(ぬすびと)の種(たね)は尽(つ)きまじ
海辺に無数にある砂がなくなっても、世の中に泥棒がいなくなることはないであろう。石川五右衛門の辞世と伝えられる歌で、初句は「石川や」。