せい‐ぎん【清吟】
[名](スル)りっぱに吟詠すること。すばらしい吟詠。また、他人の吟詠をほめていう語。
せつ‐ぎん【拙吟】
へたな詩歌。へたな吟声。また、自分の詩歌・吟声をへりくだっていう語。
せり‐ぎん【競(り)吟】
句会で、各自が題を出し合い、短時間にできるだけ多くの句を作りきそうこと。
せん‐ぎん【蝉吟】
セミが鳴くこと。また、その声。
そく‐ぎん【即吟】
[名](スル)その場ですぐに詩歌をつくること。また、その詩歌。「宴席で—する」
たん‐ぎん【断金/断吟】
日本音楽の十二律の一。基音の壱越(いちこつ)より一律高い音で、中国の十二律の大呂(たいりょ)、洋楽の嬰(えい)ニ音にあたる。
ちょう‐ぎん【長吟】
[名](スル)声を長くひいて吟ずること。また、続けて吟ずること。
ちん‐ぎん【沈吟】
[名](スル) 1 思いにふけること。考え込むこと。「しばらく—したあとで」〈藤村・春〉 2 静かに口ずさむこと。「古歌を—する」
つよ‐ぎん【強吟/剛吟】
能の謡(うたい)の歌唱様式の一。声にゆるみがなく、力をこめて謡うもの。勇壮・爽快・厳粛な気分を表現するところに用いる。剛吟(ごうぎん)。⇔弱吟。 [補説]ふつう「ツヨ吟」と書く。
てい‐ぎん【低吟】
[名](スル)低い声で吟じること。「詩歌を—する」