しお‐ぶろ【塩風呂/潮風呂】
海水または塩水を沸かした風呂。塩湯。
しまい‐ぶろ【仕舞(い)風呂】
「仕舞い湯」に同じ。
すい‐ふろ【水風呂】
《茶の湯の道具である「水風炉(すいふろ)」に構造が似るところからという》桶(おけ)の下にかまどを取りつけ浴槽の水を沸かして入る風呂。塩風呂・蒸し風呂などに対していう。すえふろ。「—の釜をぬきたる...
すえ‐ふろ【据(え)風呂】
《「すいふろ(水風呂)」が、1箇所にすえつけるものという連想から音変化したものか》「水風呂(すいふろ)」に同じ。
すな‐ぶろ【砂風呂】
温泉熱などで砂を温め、その中にからだを埋めて温まる設備。砂蒸し風呂。砂湯。
すなむし‐ぶろ【砂蒸(し)風呂】
⇒砂風呂
そと‐ぶろ【外風呂】
1 建物の外に別に設けてある風呂。 2 個人の家にある風呂に対して、銭湯やもらい湯のこと。⇔内風呂(うちぶろ)。
たい‐りょ【大呂】
1 中国音楽の十二律の一。基音の黄鐘(こうしょう)より一律高い音。日本の十二律の断金(たんぎん)にあたる。たいろ。 2 陰暦12月の異称。
たい‐ろ【大呂】
⇒たいりょ(大呂)
たんぜん‐ぶろ【丹前風呂】
江戸初期、江戸の神田佐柄木(さえぎ)町、堀丹後守の邸の前にあった町風呂。容色のすぐれた湯女(ゆな)を置いて、遊客を誘い、繁盛したという。明暦3年(1657)禁止。