から‐ゆき【唐行き】
明治から昭和初期にかけて、多く天草諸島あたりから南方諸国に出稼ぎに出た女性たちのこと。からゆきさん。
からゆき‐さん【唐行きさん】
⇒唐行き
から‐よう【唐様】
1 中国風であること。唐風(からふう)。「—にいえば風流瀟洒」〈逍遥・当世書生気質〉 2 中国風の書体。特に、江戸時代の学者間で流行した、元・明(みん)風の書体。 3 行・草書以外の漢字の書体。...
から‐よもぎ【唐艾】
菊の別名。〈色葉字類抄〉
から‐わ【唐輪】
1 「唐子髷(からこまげ)」に同じ。 2 室町後期から近世にかけての婦人の髪の結い方の一。髻(もとどり)の上にいくつかの輪を作り、その根元を余りの髪で巻いたもの。
かろうず【唐櫃】
「からひつ(唐櫃)」の音変化。「包、袋、—などもて来騒ぐ」〈栄花・初花〉
かろうと【唐櫃】
《「かろうず」の音変化。「かろうど」とも》「からびつ」に同じ。「内侍所の御—をもって、海へ入らんとし給ひけるが」〈平家・一一〉
とう【唐】
中国の国名。618年、李淵が隋の恭帝の禅譲を受けて建国。都は長安。隋制を継いで律令制・均田制・府兵制などを確立。統一王朝は南北の文化の融合をもたらすとともに、領域の拡大と東西文化の交流は国際的...
とう【唐】
[常用漢字] [音]トウ(タウ)(漢) [訓]から もろこし 〈トウ〉 1 中国の王朝の名。「唐詩/盛唐・入唐(にっとう)・晩唐・李唐・遣唐使」 2 中国のこと。「唐音・唐人・唐土・唐本」 3...
とう‐あく【唐灰汁】
ちゃんぽん麺の製造などに用いる、炭酸ナトリウムを含むアルカリ性の液体または粉体。麺の粘弾性を増し、独特の風味をつける。