とうじん‐ばやし【唐人囃子】
唐人の姿で、太鼓・笛・鉦(しょう)などを奏すること。また、その囃子。
とうじん‐ぶえ【唐人笛】
チャルメラ。また、らっぱ。
とうじん‐まげ【唐人髷】
江戸末期から明治末ごろまで行われた少女の髪形。髷を左右にふっくらと結い、元結の代わりに毛で十文字に結び留めたもの。
とうじん‐まち【唐人町】
江戸時代、中国人が集団居住していた町。長崎・博多などが有名。
とうじん‐まめ【唐人豆】
落花生の別名。南京(ナンキン)豆。
とうじん‐やしき【唐人屋敷】
江戸時代、長崎に設けられた来航中国人の居住施設。元禄2年(1689)に開設。
とうずもう【唐相撲】
狂言。和泉(いずみ)流では「唐人相撲」。中国滞在中の日本の相撲取りが、皇帝に帰国を許されたので、名残に唐人と相撲を取り、次々に負かしてついに皇帝まで負かす。
とう‐せい【唐制】
中国、唐の制度。
とう‐せん【唐船】
1 中国の船。また、中国風の船。からふね。もろこしぶね。 2 中世、中国との貿易にあたった日本の船。からふね。
とうせん【唐船】
謡曲。四番目物。外山吉広(とびよしひろ)作という。捕虜の唐人祖慶官人を慕い、二人の子供が唐から迎えに来る。日本でもうけた二人の子供が帰国を引き留め、官人は困って死のうとするが、日本の子供も同行を...