と【吐】
[常用漢字] [音]ト(呉)(漢) [訓]はく 口からはき出す。「吐血・吐瀉(としゃ)・吐露/嘔吐(おうと)・音吐・呑吐(どんと)」 [難読]反吐(へど)
と‐ぎゃく【吐逆】
一度飲み込んだ食物が、胃から逆行してのどや口中に上ってくる現象。吐き気がないため嘔吐(おうと)とは区別される。
と‐けつ【吐血】
[名](スル)食道・胃・十二指腸などから出血した血液を嘔吐(おうと)すること。吐いた血の色は褐色がかっている。→喀血(かっけつ)
と‐しゃ【吐瀉】
[名](スル)吐くことと腹をくだすこと。嘔吐(おうと)と下痢。「激しく—する」「—物」
とっぱつせい‐なんちょう【突発性難聴】
特別の原因なしに突然に発症する難聴。ふつう片側に起こり、耳鳴りや耳の中が詰まった感じ、めまい・嘔吐(おうと)などの症状を伴う。
とふん‐しょう【吐糞症】
腸閉塞(ちょうへいそく)のこと。消化された腸の内容物を嘔吐(おうと)すると糞臭がするところからいう。
にじせい‐ずつう【二次性頭痛】
明確な疾患が原因で突然に起こる激しい頭痛。高熱・嘔吐を伴うこともある。頭部外傷、蜘蛛膜下出血・脳腫瘍・髄膜炎などが原因で起こる。→一次性頭痛
にゅうとう‐ふたいしょう【乳糖不耐症】
牛乳に含まれる乳糖を分解できないことによって生じる、下痢や嘔吐(おうと)などを伴う消化不良。加齢とともに、乳糖を分解する消化酵素、ラクターゼが十分作られなくなることが知られる。
にょうどく‐しょう【尿毒症】
腎臓の機能障害により、尿中のたんぱく質分解産物、特に窒素成分が十分体外へ出されないために起こる疾患。頭痛・嘔吐・不眠などを伴い、進行すると昏睡状態になる。
のう‐しゅっけつ【脳出血】
脳内の血管が破れて出血が起こった状態。それが血腫(けっしゅ)となって脳実質を圧迫・破壊し、種々の障害をきたす。高血圧・動脈硬化や動脈瘤(どうみゃくりゅう)の破裂などで生じ、嘔吐(おうと)・痙攣(...