じ‐あらし【地嵐】
山から沖へ向かって吹く風。
じ‐いき【地息】
地面から立ちのぼる水蒸気。「草からあがる—で身体は冷えていた」〈漱石・三四郎〉
じ‐いしょう【地衣装】
役者がふだん着ている衣服。「—も残らず取って帰れば」〈浮・男色大鑑・七〉
じ‐いた【地板】
1 板を敷いた所。板敷き。板の間。 2 床の間の脇に設けた棚。また、付書院の下の化粧板。 3 引き出しやタバコ盆などの底の板。
じ‐いと【地糸】
1 布地の原料である糸。 2 農家などで材料からじかに産した糸。
じ‐いぬ【地犬】
その土地の犬。また、代々その土地で飼われ、他にみられない特徴をもつ種類の犬。
じ‐いろ【地色】
1 布・紙などの、下地の色。 2 女郎が、土地の男を情夫にすること。また、その情夫。「—でも出来たか」〈洒・辰巳之園〉 3 素人の女との色恋。「なりひらの惜しい事には—なり」〈柳多留・八〉
じ‐うえ【地植え】
地面に直接、草花などを植えること。鉢植えに対していう。露地植え。
じ‐うけ【地請け】
地代の支払いなどを地主に保証すること。また、その保証人。「合羽干場(カッパほしば)の—に立つのだ」〈滑・膝栗毛・二〉
じ‐うす【地薄】
[名・形動]布地が薄いこと。また、そのさま。「—な生地」⇔地厚。