じおう‐がん【地黄丸】
漢方で、地黄を主原料とした補血強壮薬。一般に八味地黄丸のこと。精力増強薬としても用いた。
じおう‐せん【地黄煎】
1 地黄を煎じたもの。補血強壮薬とする。 2 地黄を煎じた汁を入れて練った飴(あめ)。くだり飴。
じ‐おし【地押し】
江戸時代の検地の一。田畑の等級や石盛(こくもり)は従来のままとし、反別(たんべつ)を測量して修正すること。地押さえ。地詰め。
じ‐おり【地織(り)】
その地方で、主として自家用に織った織物。
じ‐おんな【地女】
1 その土地の女。 2 商売女に対して、素人の女。「—のやさしく物いふ、女郎の物はらだたしきよりもいやなり」〈ひとりね・上〉
じ‐かし【地貸し】
土地を貸すこと。また、それを職業とする人。
じ‐かた【地方】
1 室町幕府の職名。京都内の土地・家屋に関することや訴訟などをつかさどった。 2 江戸時代、町方に対して、農村のこと。転じて、農村における民政一般をいう。「—役人」 3 海上から見て、陸地のこと...
じ‐かた【地肩】
本来もっている肩の力。野球で、投手の球速や野手の遠投力などにいう。「—が強い」
じかた‐さんちょう【地方三帳】
江戸時代、年貢徴収のうえで最も重要な3種の帳簿。郷帳・年貢割符・年貢皆済目録の三帳をいう。
じかた‐さんやく【地方三役】
江戸時代、郡代・代官の支配のもとで、村内の民政をつかさどった、名主(なぬし)(庄屋)・組頭・百姓代の総称。村方三役。