てん‐がい【天蓋】
1 仏具の一。仏像などの上にかざす笠状の装飾物。周囲に瓔珞(ようらく)などの飾りを垂らす。 2 虚無僧(こむそう)がかぶる、藺草(いぐさ)などで作った深編み笠。 3 貴人の寝台や玉座、祭壇・司祭...
ぬぎ‐さげ【脱ぎ下げ】
能装束の着方の一。着流しにした唐織(からおり)などの右袖を脱いで後ろに垂らすもの。狂女物に多い。脱ぎ掛け。
ぬぎ‐た・る【脱ぎ垂る】
[動ラ下二]着物の片袖を脱いで垂らす。「直衣(なほし)のいと白き、紐を解きたれば—・れられ」〈枕・三〇二〉
ねず‐お【根助緒】
指貫(さしぬき)の裾のくくり方の一。結び余りの紐(ひも)の先を出して垂らすもの。
の‐すじ【野筋】
1 野の道筋を模して庭に設けた道。 2 几帳(きちょう)や壁代(かべしろ)の幅(の)ごとに中央に垂らす、装飾を兼ねたひも。
はん‐ぴ【半臂】
古代、袍(ほう)や位襖(いあお)の下に着用した朝服の内衣で、袖幅が狭く、丈の短い、裾に襴(らん)をつけたもの。平安時代以降、朝服が和様化した束帯では、袍と下襲(したがさね)との間につける袖のない...
びん‐きり【鬢切り】
《「びんぎり」とも》江戸前期の若い男女の髪形の一。結髪の鬢の毛を切って耳の後ろに垂らすもので、上方で流行した。びんぎれ。
ふう‐たい【風帯】
1 掛け物の発装から垂らす2本の細長いきれ、または紙。 2 几帳(きちょう)や壁代(かべしろ)の上から垂らす細長い布帛(ふはく)。 3 旗の横上につけたひも。巻き上げた旗を縛るのに用いる。
べん‐りゅう【冕旒】
冕冠の前後に垂らす、珠玉を連ねた糸状の飾り。
ポニーテール【ponytail】
女性の髪形の一。髪を後頭部に高く束ね、ポニーのしっぽのように垂らすもの。ポニテ。