よ‐たか【夜鷹/蚊母鳥/怪鴟】
1 ヨタカ目ヨタカ科の鳥。全長約29センチ。全体に茶褐色の細かい模様があり、くちばしは小さいが、口は開くと大きく、周りに長い剛毛をもつ。夜、飛びながら昆虫を捕食し、キョキョキョと早口で鳴き、枝に...
よたか‐そば【夜鷹蕎麦】
夜間、街頭に出てそばを売り歩く商人。また、そのそば。夜鳴きそば。《季 冬》「みちのくの雪降る町の—/青邨」
よ‐たた【夜直】
[副]《「よただ」とも》夜の間じゅうずっと。夜通し。一晩中。「わがごとく物や悲しきほととぎす時ぞともなく—鳴くらむ」〈古今・恋二〉
よ‐だき【夜焚き】
《「よたき」とも》夜、集魚灯をともし、光に集まってきた魚をとる漁法。《季 夏》
よ‐だち【夜立ち】
[名](スル)夜、出発すること。
よ‐だ・つ【夜立つ】
[動タ四]夜に旅立つ。「大君の命(みこと)恐(かしこ)みかなし妹(いも)が手枕(たまくら)離れ—・ち来ぬかも」〈万・三四八〇〉
よっ‐ぴて【夜っぴて】
[副]《「よっぴとい」の音変化》一晩中。夜どおし。「昨夜は—風が吹き荒れた」
よっ‐ぴとい【夜っぴとい】
[副]《「よひとよ(夜一夜)」の音変化》「よっぴて」に同じ。「ほんにおのしを連れてきてくれろと—せめやがった」〈洒・契国策〉
よ‐つ‐ばり【夜つ尿】
《「つ」は「の」の意の格助詞。「ばり」は「ゆばり」の略》寝小便。夜尿(やにょう)。「妹は—たれるとてさられける」〈咄・露がはなし・三〉
よ‐つゆ【夜露】
夜の間におりる露。「—にぬれる」「—にあたる」《季 秋》