よ‐どこ【夜床】
夜寝る床。寝床。「ぬばたまの—も荒るらむ」〈万・一九四〉
よ‐どの【夜殿】
寝所。寝室。「置く霜の暁起きを思はずは君が—に夜離(が)れせましや」〈後撰・恋五〉
よ‐どまり【夜泊(ま)り】
[名](スル) 1 船が、夜、停泊して過ごすこと。「港に—する船の灯火」 2 夜、よそに泊まること。特に、遊里などに泊まること。「—の客」
よどまり‐ひどまり【夜泊まり日泊まり】
昼夜の区別無く、家を留守にして遊び回ること。「それだからお帰りも遅くならうし、又は—もございますのさ」〈滑・古今百馬鹿〉
よ‐なか【夜中】
夜のなかば。夜ふけ。夜半。「—まで起きている」
よ‐なが【夜長】
夜の長いこと。特に、9月・10月ころ、夜が非常に長く感じられること。「秋の—」《季 秋》「山鳥の枝踏みかゆる—かな/蕪村」
よ‐なが・し【夜長し】
[形ク]夜が長い。「なよ竹の—・きうへに初霜のおきゐて物を思ふころかな」〈古今・雑下〉
よ‐なき【夜泣き】
赤ん坊が眠れないで夜中に泣くこと。
よ‐なき【夜鳴き/夜啼き】
1 鳥が夜中に鳴くこと。 2 「夜鳴き饂飩(うどん)」「夜鳴き蕎麦(そば)」の略。
よなき‐いし【夜泣き石】
夜になると泣き声が聞こえてくるなどという伝承をもつ石。静岡県小夜中山(さよのなかやま)のものが有名。