おお‐だま【大玉】
《「おおたま」とも》 1 大きい玉。 2 打ち上げ花火で、火薬・発色剤などを調合して丸めた大きな玉。 3 大型の弾丸。「鉄鉋むしゃ、或いは—二つ玉、火ぶたを切ってはなしければ」〈洒・淫女皮肉論〉
おお‐つぶ【大粒】
[名・形動]粒が大きいこと。大きな粒。また、そのさま。「—な真珠」「—の雨」⇔小粒。
おお‐つぼ【大壺】
1 大きな壺。 2 溲瓶(しびん)や、おまるのこと。「夜中、暁、—参らせなどし候ひし」〈宇治拾遺・五〉
おお‐づつ【大筒】
1 大砲のこと。⇔小筒(こづつ)。 2 酒などを入れる大きな竹筒。「—酒海(しゅかい)据ゑ並べ」〈虎明狂・鎧〉 3 《うそつきを鉄砲というところから》大うそつき。「鉄炮(てっぱう)とは飛八が事、...
おお‐と【大門】
大きな海峡。「灯火(ともしび)の明石(あかし)—に入らむ日や漕ぎ別れなむ家のあたり見ず」〈万・二五四〉
おお‐ときん【大兜巾】
能の装束で、天狗の役が頭にかぶる金襴(きんらん)製の大きな兜巾。
おお‐とびで【大飛出】
能面の一。金泥で彩色され、大きな丸い目、大きく開けた口、耳をもつ。「嵐山」「国栖(くず)」などの神体を表す後ジテに用いる。
おお‐ど【大戸】
《「おおと」とも》家の表口にある大きな戸。「—を閉める」
おお‐どころ【大所】
1 大きな構えの家。財産家。大家(たいけ)。おおどこ。 2 勢力のある、主だった人。大家(たいか)。重鎮。「財界の—が集まっている」 3 主なもの。ある分野で勢力が大きいもの。「—の問題は解決し...
おお‐なき【大泣き】
[名](スル)大きな声をあげて泣くこと。激しく泣くこと。「恩師の死に—する」