てんざん‐なんろ【天山南路】
天山山脈南麓のオアシスを結ぶ交易路。中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区のハミからトルファン・庫車(クチャ)を経てカシュガルへ至る。また清代には、天山山脈以南の地域、特にタリム盆地をさした。→天山北路
てんざん‐ほくろ【天山北路】
天山山脈北麓のオアシスを結ぶ交易路。中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区のハミからウルムチを経てイリ、またはタラスに至る。また清代には、天山山脈以北の地域、特にジュンガル盆地をさした。→天山南路
てんざんをこえて【天山を越えて】
胡桃沢耕史の冒険小説。昭和57年(1982)刊。翌年、第36回日本推理作家協会賞長編部門賞受賞。
てん‐し【天使】
1 天界にあり、神の使者として人間に神意を伝えたり、人間を守護したりすると信じられるもの。ユダヤ教・キリスト教・イスラム教などにみられる。エンゼル。 2 心の清らかな、やさしい人のたとえ。「白衣...
てんし【天使】
三好徹による短編小説のシリーズ名。一匹狼の新聞記者を主人公とするハードボイルド作品。「汚れた天使」「天使の葬列」「黒い天使」など、いずれの作品もタイトルに「天使」を含む。
てん‐し【天子】
1 天上界の人。天人。 2 天帝に代わって国を治める人。帝王。日本で、天皇。
てん‐し【天資】
生まれつきの資質。天性。天稟(てんぴん)。「—に恵まれる」「—英明」
てん‐し【天賜】
1 天からのたまもの。「—の才」 2 天子からたまわったもの。恩賜。「是等の恩典を被むる者誰か—の忝なきを仰ぎ歓ばざるあらん」〈染崎延房・近世紀聞〉
てんしがきえていく【天使が消えていく】
夏樹静子の長編推理小説。「天使が消えてゆく」のタイトルで、昭和44年(1969)の第15回江戸川乱歩賞に応募。最終候補作となり、翌年、現タイトルに改題して刊行。
天使(てんし)が通(とお)る
《(フランス)Un ange passe.》会話や座談がとぎれて、一座の者が黙り込むことをいうフランスのことわざ。