てんじく‐ぼだいじゅ【天竺菩提樹】
クワ科の常緑高木。高さ6〜20メートル。葉は卵円形で先が細長く伸び、花・果実はイチジクに似る。インドの原産で、この木の下で釈迦が悟りを得たといわれる。インド菩提樹。
てんじく‐まめ【天竺豆】
ソラマメのこと。
てんじく‐まもり【天竺守】
ヤツブサの別名。
てんじく‐もめん【天竺木綿】
《初めインドから輸入したところからいう》平織りで、やや厚手の木綿織物。テーブル掛け・敷布・足袋の裏地などに用いる。
てんじく‐よう【天竺様】
⇒大仏様(だいぶつよう)
てんじく‐ろうにん【天竺浪人】
《「逐電(ちくでん)浪人」の「ちく」と「でん」を逆にした語の当て字という》住所不定で流浪する人。「僕なんぞは—で駄法螺(だぼら)を吹いて」〈魯庵・社会百面相〉
てん‐じつ【天日】
太陽。日輪。
てん‐じゅ【天寿】
天から授かった寿命。自然の寿命。「—を全うする」
てんじゅ【天授】
「提婆達多(だいばだった)」の漢訳。 南北朝時代、南朝の長慶天皇の時の年号。1375年5月27日〜1381年2月10日。
てんじゅ‐こく【天寿国】
極楽のことという。聖徳太子が死後に行った国と伝えられる。无寿国(むじゅこく)の読み誤りによってできた語ともいわれる。