げん【玄】
[常用漢字] [音]ゲン(呉) [訓]くろ くろい 1 赤または黄を帯びた黒色。「玄黄・玄米」 2 奥深くて暗い。「玄関・玄室・玄妙/幽玄」 3 奥深い道理。「玄学」 4 はるかに遠い。「玄孫」...
げん‐がく【玄学】
奥深い学問。特に、老荘などの道家の思弁的学問や仏教哲学をいう。
げん‐げん【玄玄】
[名・形動タリ]奥深いこと。はなはだ深遠なこと。また、そのさま。「妙の一字は不可得不可思儀の間に出でて、—のうちにあるなり」〈ひとりね・上〉
げん‐し【玄旨】
物事の奥深い内容。深遠な道理。
げん‐しゅ【玄趣】
物事の奥深いおもむき。
げん‐だん【玄談】
1 奥深い話。深遠な話。特に老荘の道についていう。 2 仏典を講義するに先立って、題号や撰者、大意などを説明すること。開題。
げん‐ち【玄地】
はるか遠くの土地。奥深い地。「名を—に遁(のが)れ、跡を白雲に暗くする人」〈盛衰記・七〉
げん‐り【玄理】
奥深い道理。「人の見識品行は—を談じて高尚なる可きに非ず」〈福沢・学問のすゝめ〉
こう‐えん【広遠/宏遠】
[名・形動]物事の規模が大きく、広く、奥深いこと。考えなどが広く奥深いこと。また、そのさま。「—な真理」「気宇—」
こう‐こう【膏肓】
《「膏」は心臓の下部、「肓」は隔膜の上部》 1 からだの奥深いところ。ここに病気が入ると治らないという。 2 漢方の経穴(けいけつ)の一。背中の第4胸椎下から、大人で約6センチの所。 [補説]「...