ふき‐わ【吹(き)輪】
江戸時代の女性の髪形の一。髷(まげ)の輪を高く大きく結ったもの。大名の子女などが結った。
ふく‐あつ【腹圧】
腹筋と横隔膜の収縮によって生じる、腹腔内の圧力。排便・排尿を助けるほか、女性では出産のとき、子宮の収縮とともに分娩(ぶんべん)の原動力となる。
ふくあつせい‐にょうしっきん【腹圧性尿失禁】
くしゃみ・咳(せき)をしたときや重いものを持ち上げたときなど、腹圧がかかったときに尿が漏れてしまう状態。女性に多く、出産や加齢により骨盤内の筋力が低下して起こる。→尿失禁
ふくら‐すずめ【膨ら雀/脹ら雀/福良雀】
1 まるまると太った雀。また、寒さに全身の羽毛をふくらませている雀。《季 冬》 2 紋所・文様の名。羽をのばした1の姿を図案化したもの。 3 女性の髪の結い方の一。2の形に似せて中央を締め、左右...
ふく‐りん【覆輪/伏輪】
1 甲冑(かっちゅう)・鞍・太刀・調度などを金・銀・錫(すず)などで縁取りし、飾りや補強としたもの。→太刀 2 女性の着物の八つ口・袖口を別布で細く縁どったもの。
ふく‐わげ【吹く髷】
女性の髪形の一。勝山髷に似て輪をふっくらとさせたもの。江戸後期から侍女などが結い、明治中ごろには京都で流行した。
ふけ‐おやま【老女方】
1 「花車方(かしゃがた)」に同じ。 2 文楽人形の首(かしら)の一。中年の女性に用いるもの。
ふ‐げき【巫覡】
神に仕えて、祈祷や神おろしをする人。「巫」は女性、「覡」は男性にいう。巫者。「—卜相(ぼくそう)の徒の前に首(こうべ)を俯せんよりは」〈露伴・運命〉
ふしぎ‐ちゃん【不思議ちゃん】
《「不思議」を人名のように表した語》俗に、感性や言動などが常識からややずれている、独特の雰囲気をもった女性のこと。男性の場合は「不思議君」という。
ふじつぼ【藤壺】
《庭に藤を植えていたところから》飛香舎(ひぎょうしゃ)の異称。
源氏物語中の人物。桐壺帝の女御、のち中宮。光源氏との間に冷泉(れいぜい)帝をもうける。桐壺帝の崩御後、出家して尼となる。光源氏...