おんな‐だゆう【女太夫】
1 江戸時代、菅笠をかぶり、三味線・胡弓(こきゅう)の弾き語りをして歩いた女の門付け芸人。正月には鳥追いとなった。 2 浄瑠璃・水芸・奇術などの演芸をする女芸人。 歌舞伎の変化舞踊「七小町...
おんなっ‐け【女っ気】
女のいるような気配。また、女がいることで生じる雰囲気。おんなけ。「—のない家」⇔男っ気(け)。
おんなっ‐ぷり【女っ振り】
「女振り」に同じ。⇔男っ振り。
おんな‐づかい【女使ひ】
平安時代、春日神社・賀茂神社の祭に勅使として遣わされていた内侍(ないし)。→男使ひ「周防内侍—にて下りたりけるに」〈金葉・賀・詞書〉
おんな‐ていきん【女庭訓】
江戸時代、女子の手本となるような教訓などを記した書物。
おんな‐てがた【女手形】
江戸時代、女性用の関所手形。関所通過は男よりもきびしく、手形の記載内容も詳細であった。
おんな‐で【女手】
1 女の労力。また、女の働き手。「—一つで育てた息子」「—が足りない」⇔男手。 2 女の書いた文字。女性の筆跡。女文字。「—の手紙」⇔男手。 3 《主として女が用いたところから》平仮名。⇔男手。...
おんな‐でいり【女出入り】
女性関係のもめごと。「—が絶えない男」
おんな‐でら【女寺】
1 尼寺のこと。 2 江戸時代、女児を教えた寺子屋。また、師匠が女の寺子屋。「—へもやらずして筆の道を教へ」〈浮・永代蔵・二〉
おんな‐とうか【女踏歌】
女のする踏歌。平安時代、正月16日に行われた。めどうか。→男踏歌