め【女/妻】
《「男(お)」に対する語》 1 女性。おんな。「吾(あ)はもよ—にしあれば」〈記・上・歌謡〉 2 配偶者、または愛人としての女性。妻。「年頃あひ馴れたる—」〈伊勢・一六〉 3 (「雌」「牝」とも...
め‐お【女男/妻夫】
女と男。また、妻と夫。めおとこ。「—分れざるとき」〈神代紀・上〉
め‐おと【夫婦/妻夫/女夫】
《「めおとこ(女男)」の音変化か》夫と妻。ふうふ。みょうと。「—の契りを交わす」「—になる」
め‐おとこ【女男】
女と男。また、妻と夫。めおと。「—になりにけり」〈宇治拾遺・四〉
め‐おや【女親】
母親。おんなおや。「おぼつかなきもの、十二年の山籠りの法師の—」〈枕・七〇〉
め‐がき【女餓鬼】
女の餓鬼。⇔男餓鬼(おがき)。「寺々の—申(まを)さく大神(おほみわ)の男餓鬼(をがき)賜(たば)りてその子産まはむ」〈万・三八四〇〉
め‐がたき【女敵/妻敵】
自分の妻を寝取った男。姦夫(かんぷ)。間男。
めがたき‐うち【女敵討ち】
間男を討ちとること。「—は天下のお許し」〈浄・反魂香〉
め‐がみ【女神】
女性の神。⇔男神(おがみ)。「勝利の—がほほえむ」「自由の—」 [補説]日本神話では特に伊弉冉尊(いざなみのみこと)を指し、「陰神」「妻神」とも書く。
め‐がわら【牝瓦/女瓦】
牡瓦(おがわら)と組み合わせて用い、凹面を上向きにして葺(ふ)く方形の瓦。平瓦。→牡瓦