あね‐かとく【姉家督】
第2子以下に男子があっても第1子である長女に家督相続させる慣行。東北地方の農漁村で行われた。
あね‐き【姉貴】
1 姉を敬って、または、親しんでいう語。 2 遊び人仲間などで、年上の女を敬っていう語。 [補説]「あねぎみ」の音変化か。「貴」は当て字。
あね‐ご【姉御/姐御】
1 姉を敬っていう語。 2 博徒などの親分・兄貴分の妻や情婦。また、女親分。
あねご‐はだ【姉御肌/姐御肌】
思い切りがよく、さっぱりしていて面倒見がよい女性の気性。
あね‐さま【姉様】
1 姉を敬っていう語。 2 若い女性を親しんでいう語。 3 「姉様人形」の略。
あねさま‐ごと【姉様事】
女の子が姉様人形を並べて遊ぶこと。姉様ごっこ。
あね‐さん【姉さん】
1 姉を親しみ敬っていう語。 2 やくざなどの親分・兄貴分の妻を呼ぶ語。また、女親分。
あねさん‐かぶり【姉さん被り】
女性の手ぬぐいのかぶり方の一。手ぬぐいの中央を額に当て左右の端を後頭部へ回し、その一端を上に折り返すか、その角を額のところへ挟むかする。あねさまかぶり。
あね‐にょうぼう【姉女房】
「姉さん女房」に同じ。
あの‐こ【彼の子】
[代] 1 三人称の人代名詞。幼児や若い女性をさす。 2 二人称の人代名詞。近世、遊女屋の主(あるじ)や姉女郎が禿(かむろ)に呼びかける語。「—や、茶一つたも」〈洒・郭中奇譚〉