しょうぶつ‐いちにょ【生仏一如】
仏語。迷いの衆生(しゅじょう)と悟りの仏とが、その本性においてはまったく同一であるということ。生仏一体。生仏不二。
しん‐にょ【真如】
《(梵)tathatāの訳》仏語。ありのままの姿。万物の本体としての、永久不変の真理。宇宙万有にあまねく存在する根元的な実体。法性(ほっしょう)。実相。
じゃしょう‐いちにょ【邪正一如】
仏語。邪と正とはもとを正せば一つの心から出ていて、結局同一のものであるということ。善悪不二。
じょ【如】
[常用漢字] [音]ジョ(漢) ニョ(呉) [訓]ごとし しく もし 〈ジョ〉 1 そのとおり。…のごとく。「如上」 2 状態を表す語に添えて調子を助ける語。「晏如(あんじょ)・欠如・突如・躍...
ずいえん‐しんにょ【随縁真如】
仏語。絶対不変である真如が、縁に応じて種々の現れ方をすること。→不変真如
とつ‐じょ【突如】
[ト・タル][文][形動タリ]何の前触れもなく物事が起こるさま。だしぬけであるさま。突然。「—として人々が騒ぎだす」 [副]に同じ。「—ガス爆発が起こる」
にょ【女/如】
〈女〉⇒じょ 〈如〉⇒じょ
ふへん‐しんにょ【不変真如】
仏語。真如が生滅を超えて不変であること。→随縁真如
べつ‐じょ【蔑如】
[名](スル)さげすむこと。蔑視。「国人を—するの罪」〈竜渓・経国美談〉
ぼんが‐いちにょ【梵我一如】
インドの哲学書ウパニシャッドに代表されるバラモンの根本思想で、宇宙の根本原理であるブラフマン(梵)と個人の本体であるアートマン(我)とは同一であるというもの。