およずれ【妖】
「妖言(およずれごと)」の略。「我(あ)が待ち問ふに—の狂言(たはこと)とかも」〈万・三九五七〉
げん‐よう【幻妖】
[名・形動] 1 正体のわからない化け物。妖怪。「—のなせるわざ」 2 人をまどわすこと。また、そのさま。「—な音色」
ち‐よう【地妖】
地上に起こる怪しい変異。「天変—などの出でよかし」〈菊池寛・頸縊り上人〉
めい‐よう【名誉】
《「めいよ(名誉)」の音変化。のちに「面妖」とも当てて書く》 [名・形動ナリ]「めいよ(名誉)5」に同じ。「いづれも—の船なるが」〈伽・御曹子島渡〉 [副]「めいよ(名誉)」に同じ。「—...
めん‐よ【面妖】
[名・形動]《近世語》「めんよう(面妖)」の音変化。「当代女郎のこころ、男の色にもまよはず—な事の」〈浮・御前義経記・一〉
めん‐よう【面妖】
《「めいよ(名誉)」の変化した「めいよう」がさらに変化したもの。「面妖」は当て字》 [名・形動]不思議なこと。あやしいこと。また、そのさま。「—なこともあるものだ」 [副]どういうわけか。「...
よう【妖】
あやしいこと。不吉なこと。また、もののけ。妖怪。「—の物」
よう【妖】
[常用漢字] [音]ヨウ(エウ)(呉)(漢) [訓]あやしい 1 色気があってなまめかしい。「妖艶(ようえん)・妖姿・妖婦」 2 あやしく不気味だ。「妖異・妖怪・妖気・妖術・妖精・妖魔/幻妖」