百舌(もず)の草潜(くさぐき)
モズが春になると人里近くに姿を見せなくなることを、草の中に潜り込むといったもの。《季 秋》「たのめこし野べの道芝夏ふかしいづくなるらむ—」〈千載・恋三〉
もと‐どおり【元通り】
[名・形動]以前と同じ形や状態であること。また、そのさま。副詞的にも用いる。「—な(の)姿」「—元気になる」
もと‐へ【元へ】
[感]《旧軍隊用語》 1 体操などで、もとの姿勢にもどることを命令する語。もとい。 2 言いまちがえて訂正するときに発する語。もとい。
求(もと)めよさらば与(あた)えられん
《新約聖書「マタイ伝」から》「神に祈り求めなさい。そうすれば神は正しい信仰を与えてくださるだろう」の意。転じて、物事を成就するためには、与えられるのを待つのではなく、みずから進んで求める姿勢が大...
ものいわぬおんなたち【もの云わぬ女たち】
秋元松代の戯曲。昭和29年(1954)発表。社会の底辺で生きる売春婦たちの姿を描く。
もの‐かげ【物影】
物の姿。物の形。また、何かの姿。「視界の隅で—が動いた」
もの‐ぞこない【物損なひ】
物の情趣をそこなうこと。興をさますこと。「袿(うちぎ)姿にてゐたるこそ、—にてくちをしけれ」〈枕・八三〉
ものもの‐し・い【物物しい】
[形][文]ものもの・し[シク] 1 重々しくきびしい。いかにもいかめしい。また、大げさである。「—・い警備」「—・いいでたち」 2 容姿・態度などが、堂々としている。威厳がある。「大納言殿は—...
も‐ひき【裳引き】
《「もびき」とも》裳の裾をひきずること。「いかならむ日の時にかも我妹子(わぎもこ)が—の姿朝に日(け)に見む」〈万・二八九七〉
モロック‐とかげ【モロック蜥蜴】
アガマ科のトカゲ。全身大きなとげ状のうろこで覆われ、恐ろしげな姿をしているが、性質はおとなしい。オーストラリアの内陸部の乾燥地帯にすむ。トゲトカゲ。