ばい‐ざい【媒材】
1 媒介となる材料。 2 絵の具をとく溶剤。
ばい‐しつ【媒質】
力や波動などの物理的作用を他へ伝える仲介物となるもの。音を伝える空気、光を伝える空間など。
ばい‐しゃく【媒酌/媒妁】
[名](スル)結婚の仲立ちをすること。また、その人。仲人(なこうど)。「—の労をとる」
ばいしゃく‐にん【媒酌人】
媒酌をする人。仲人(なこうど)。
ばい‐じょ【媒助】
両者の間に立って物事をなしとげる仲立ちをすること。媒介。「禾花—の法を以て…稲田に於て実地に施し」〈津田仙・明六雑誌四一〉
ばい‐せい【媒精】
卵子の存在する媒質中に精子が置かれることを必要条件とする受精。また、そのために人為的に精子を導入すること。授精。
ばい‐せん【媒染】
染料が直接に繊維に染着しないとき、繊維を媒染剤の溶液に浸して染料を固着させる染色法。
ばいせん‐ざい【媒染剤】
媒染の際、繊維に染料を固着させる役をする物質。アルミニウム・クロム・鉄などの金属塩やタンニン酸などが用いられ、染料と結合して水に溶けない化合物を形成する。
ばいせん‐せんりょう【媒染染料】
繊維に対する染着性がなく、媒染剤を仲立ちとして染色を行う染料。天然染料に多く、茜(あかね)・アリザリンなどがある。
ばい‐たい【媒体】
1 一方から他方へ伝えるためのなかだちとなるもの。 ㋐伝達などの手段。「宣伝広告の—」 ㋑伝染病などを媒介するもの。「風土病の—となる生物」 2 媒質(ばいしつ)となる物体。