しきゅう‐けいぶ【子宮頸部】
子宮の下3分の1を占める円柱形の部位。子宮頸部の上には子宮体部、下には膣(ちつ)がある。
しきゅう‐こう【子宮口】
子宮体部と子宮頸部の境界部位で、子宮側からみた膣への開口部。通常は閉じているが、分娩時には約10センチにまで開き、胎児が通過する。子宮口付近は子宮頸癌(がん)の好発部位としても知られる。
しきゅう‐こうくつ【子宮後屈】
子宮が正常位置より後方へ反り返っている状態。
しきゅうせんきん‐しょう【子宮腺筋症】
子宮内膜の組織が子宮の筋層内に潜り込んで増殖する病気。悪性疾患ではないが、強い月経痛や月経過多がみられ、日常生活に支障をきたす場合が多い。
しきゅうたい‐がん【子宮体癌】
子宮癌のうち子宮体部の子宮内膜に発生する癌。罹患(りかん)率は40歳代後半から増加し、50〜60歳代で最も高くなる。肥満・糖尿病・高血圧の女性に多いとされる。子宮内膜癌。→子宮頸癌 [補説]子宮...
しきゅう‐たいぶ【子宮体部】
子宮の上3分の2を占める部位。上端部は丸みを帯びており、子宮底という。子宮体部の下には子宮頸部がある。
しきゅう‐だつ【子宮脱】
子宮の全部または一部が膣(ちつ)から外部に脱出する状態。骨盤臓器脱の一種。
しきゅう‐てい【子宮底】
子宮体部の上端部に位置する丸みを帯びた部位。 [補説]医学では、逆錐状の器官の上底面や、中空構造の器官の奥部(開口部から遠い部位)を表すのに「底(てい)」という語が用いられる。実際には下方に位置...
しきゅうないおうたいホルモン‐ほうしゅつシステム【子宮内黄体ホルモン放出システム】
⇒子宮内避妊システム
しきゅう‐ないくう【子宮内腔】
子宮の内側、子宮内膜に囲まれた空間。子宮腔。