ヘム‐たんぱくしつ【ヘム蛋白質】
鉄原子をヘム基の形で含む鉄たんぱく質の総称。動物の血液や筋肉に存在して酸素の運搬を担うヘモグロビンやミオグロビンのほか、電子伝達に関与するチトクロム、過酸化水素を分解する酵素のカタラーゼなどがある。
ヘリウム【helium】
希ガス元素の一。無色・無臭の、水素に次いで軽い気体。沸点は低く、セ氏マイナス268.9度。化学的には不活性で、他の元素と化合物をつくらない。宇宙での存在は水素に次いで多く、大気中にわずかに含まれ...
へん‐ざい【偏在】
[名](スル)あるところにだけかたよって存在すること。「人口が都市部に—する」
へん‐ざい【遍在】
[名](スル)広くあちこちにゆきわたって存在すること。「全国に—する民話」
へんしゅう‐ちょさくけん【編集著作権】
複数の著作物の選択または配列によって創作性をもつ編集物を編集した者に認められる著作権。効力は全体についてだけ存在し、編集物の部分を構成する個々の著作物の著作権には及ばない。
へんせいけんきせい‐さいきん【偏性嫌気性細菌】
酸素が存在する環境では生育できない嫌気性細菌。破傷風菌・ボツリヌス菌など。絶対嫌気性細菌。偏性嫌気性菌。→通性嫌気性細菌
ベスタ【Vesta】
小惑星の一。1807年にドイツのオルバースにより発見。名称はローマ神話の女神ウェスタに由来し、ガウスにより命名された。直径538キロメートル。軌道長半径は2.4天文単位。公転周期は約3.6年。表...
ベタイン【betaine】
アミノ酸のアミノ基に3個のメチル基が付加した化合物の総称。動植物に広く存在し、特にサトウダイコンに多く含まれる。甘味料や調味料などの食品添加物、保湿剤として使用される。
べっとう‐かおる【別当薫】
[1920〜1999]プロ野球選手・監督。大阪の生まれ。慶大で史上最高打率5割を記録するなど活躍後、昭和23年(1948)阪神入団。翌年から「ダイナマイト打線」の中心的存在となる。同25年、毎日...
ベル‐の‐ふとうしき【ベルの不等式】
量子力学において、量子もつれが存在する場合に不成立となる不等式。1960年代に英国の物理学者ジョン=ベルが導出。その後、アラン=アスペをはじめ、一か所で同時に発生した二つの光子の偏光の向きや電子...