つめたい‐あんこくぶっしつ【冷たい暗黒物質】
宇宙の大半の質量を占めていると考えられる暗黒物質の存在形式の一。質量エネルギーに比べ運動エネルギーが小さく、宇宙の構造形成の鍵となる密度ゆらぎを成長させる働きをもつ。銀河分布の観測から明らかにな...
つめたい‐かくゆうごう【冷たい核融合】
自然界には存在しない超アクチノイド元素を合成する手法の一。重イオンビームの衝突によって生成される複合核の励起エネルギーが、比較的小さい核融合反応をさす。複合核からは中性子が1個放出され、目的とす...
つよい‐そうごさよう【強い相互作用】
自然界に存在する四つの基本的な力(相互作用)の一。名称は、電磁相互作用の約100倍の強さをもつことに由来する。原子核内の核子同士を結びつける核力を指し、グルオンがハドロン同士にはたらく力を媒介す...
ツリウム【thulium】
希土類元素のランタノイドの一。単体は銀白色の金属。存在量は希土類中最も少なく、ガドリン石などに少量含まれる。元素記号Tm 原子番号69。原子量168.9。
テクノシグニチャー【technosignature】
主に地球外生命探査における発見目標の、技術が存在する証拠となりうる物や現象。高度に発達した文明をもつ地球外知的生命が築いたダイソン球からの熱や光、化学物質の大気への放出などをさす。→バイオシグニチャー
テチス‐かい【テチス海】
《Tethys Sea》古生代後期から新生代第三紀にかけて、北側のアンガラ大陸と南側のゴンドワナ大陸の間に存在した海洋。現在の地中海周辺からヒマラヤを経て東南アジアに広がっていた。アルプス・ヒマ...
てつ‐がく【哲学】
《philosophyの訳語。ギリシャ語のphilosophiaに由来し、「sophia(智)をphilein(愛する)」という意。西周(にしあまね)が賢哲を愛し希求する意味で「希哲学」の訳語を...
てつがくてき‐ゾンビ【哲学的ゾンビ】
言動や社会性の面でも、生理学・解剖学的にも普通の人間そのものだが、内面的な意識を持たないという、思考実験上の存在。 [補説]オーストラリアの哲学者D=チャーマーズが提唱。哲学的ゾンビが、喜怒哀楽...
てつ‐たんぱくしつ【鉄蛋白質】
鉄原子を含む複合たんぱく質の総称。ヘム基をもつヘムたんぱく質とヘム基をもたず鉄原子が直接結合している非ヘム鉄たんぱく質に分類される。前者は、動物の血液や筋肉にヘモグロビンやミオグロビンとして存在...
テトラクオーク【tetraquark】
クオーク2個と反クオーク2個で構成されるハドロン。1960年代より、量子色力学に基づいて理論的に存在が予言されていた。2013年に日本と中国の実験チームが、それぞれ独立に候補となる粒子の検出を発...