あだたら‐まゆみ【安太多良真弓/安達太郎檀弓】
古代、陸奥(むつ)国安達郡(福島県)から産出した弓。安達の真弓。
あだたら‐やま【安達太良山】
福島県中北部の火山。標高1700メートル。麓に岳(だけ)など温泉が多い。
あだち【安達】
姓氏の一。 [補説]「安達」姓の人物安達景盛(あだちかげもり)安達謙蔵(あだちけんぞう)あだち充(みつる)安達泰盛(あだちやすもり)
あだち‐が‐はら【安達ヶ原】
福島県二本松市、阿武隈川東岸の称。また、安達太良山(あだたらやま)東麓(とうろく)ともいう。昔、鬼婆が住んでいたという伝説がある。[歌枕] 謡曲。「黒塚」の観世流における名称。
あだち‐しき【安達式】
生け花の流派の一。大正初期、安達潮花が池坊から独立して始めた。装飾的な盛り花、投げ入れが特徴。
あだちやすもり‐の‐らん【安達泰盛の乱】
⇒霜月騒動
あっか‐どう【安家洞】
岩手県岩泉町にある鍾乳洞。竜泉洞の北、約20キロ。総延長は23.7キロで国内最長。入り口は一つで多くの支洞があり、主洞の一部は公開されている。国の天然記念物。
あっぴ‐こうげん【安比高原】
岩手県北西部、八幡平(はちまんたい)東部に位置する高原。キャンプ場・スキー場などがある。
あづち【安土】
滋賀県近江八幡市東部の地名。旧安土町は平成22年(2010)に同市と合併。安土城跡がある。
あづちおうかんき【安土往還記】
辻邦生の小説。昭和43年(1968)刊。織田信長を主人公とする長編歴史小説。昭和44年(1969)、第19回芸術選奨受賞。