しゅんき‐こうれいさい【春季皇霊祭】
旧制の大祭の一。毎年、春分の日に、宮中の皇霊殿で天皇が歴代の天皇・皇后・皇親の霊を祭る儀式。今はこの日を「春分の日」とし、国民の祝日の一つとする。《季 春》
しゅん‐さい【旬祭】
毎月1日・11日・21日に、宮中の賢所(かしこどころ)・神殿・皇霊殿で行われる祭典。
しょう‐じ【尚侍】
《「しょうし」とも》 1 明治・大正時代の、宮中女官の最高の官名。 2 ⇒ないしのかみ(尚侍)
しょう‐じ【床子】
昔、宮中などで用いた腰掛け。板に脚をつけた机のような形で、寄りかかりがなく、敷物を敷いて使用した。
しょう‐じ【掌侍】
1 明治以後の宮中女官の階級の一。明治2年(1869)10月12日、四人を置くことを定めた。 2 ⇒ないしのじょう(掌侍)
しょう‐でん【昇殿】
[名](スル) 1 許されて神社の社殿に昇ること。 2 平安時代以降、五位以上の者および六位の蔵人(くろうど)が、家格や功績によって宮中の清涼殿にある殿上(てんじょう)の間(ま)に昇ることを許さ...
しょく‐え【触穢】
死穢・弔喪(ちょうそう)・産穢・月経などのけがれに触れること。昔は、けがれに触れた人は一定期間、神事を行ったり宮中へ参内したりすることができなかった。そくえ。
しん‐でん【神殿】
1 神をまつる建物。「パルテノン—」 2 神社の中心で、神体・神像など崇拝の対象を安置する殿社。 3 宮中三殿の一。賢所(かしこどころ)の東にあり、八神および天神・地祇(ちぎ)を祭る。
しん‐どり【後取り】
《「しりとり」の音変化》宮中で、新年の歯固めに奉仕して、天皇の屠蘇(とそ)・白散(びゃくさん)などの余りをいただいて飲む役。酒豪の人が選ばれた。「殿上の方には、—といひて、いとまさなうこちたきけ...
しんねん‐えんかい【新年宴会】
1 新年を祝って催す宴会。新年会。《季 新年》 2 1月5日に宮中で、天皇が、皇族、高位・高官者、外国使臣に宴を賜った儀式。第二次大戦後廃止。