えご‐のり【恵胡海苔】
イギス科の紅藻。日本海沿岸などに産し、主にホンダワラ類に着生する。紫紅色を帯び、太い糸状で末端は鉤(かぎ)状に曲がり絡み合う。寒天の材料、また食用。えご。おきうと。からくさいぎす。《季 夏》→お...
おおまり‐こけむし【大毬苔虫】
コケムシの一種。北アメリカ原産で、池や湖などの淡水にすむ。体長約1ミリの個体が寒天質を多量に分泌し、直径数十センチから数メートルの球状の群体を形成する。
おきな‐あめ【翁飴】
水飴に寒天・香料などを加えて作った飴。新潟県高田地方の名産。
おきゅうと
エゴノリの別名。また、エゴノリを煮て薄く平らに固めた寒天状の食品。細く切り、削り節と醤油または酢醤油とで食べる。福岡の名産。《季 夏》
おご‐のり【於胡海苔/海髪】
オゴノリ科の紅藻。波の静かな沿岸や潮だまりに多く、岩に着生。長さ20〜30センチのひも状で、多くの枝に分かれ、紫褐色であるが、ゆでると緑色になる。寒天の原料、また刺身のつまにする。なごや。うごの...
おに‐くさ【鬼草】
テングサ科の紅藻。本州中部以南にみられ、干潮線付近の波の当たる所に生える。高さ10〜20センチ。細長く、枝分かれし、さらに細かい枝を多数つける。寒天の原料とする。
おび‐くらげ【帯水母】
オビクラゲ科の有櫛(ゆうしつ)動物。体が平たい帯状のクラゲで、全長約1メートルに達し、寒天質で透明。世界の温水域に広く分布し、浮遊生活をする。
オーギョーチー【愛玉子】
《(中国語)》台湾に生えるクワ科のつる植物の種子からつくる食品。乾燥させた種子を水の中でもむとペクチンが溶け出し、寒天状に固まる。シロップをかけ、甘味として供される。あいぎょくし。
かば‐のり【樺海苔】
オゴノリ科の紅藻。暖地の海岸の岩に着生。赤褐色で、平たく、よく分枝する。寒天の材料や刺身のつまにする。
かんてん‐し【寒天紙】
寒天を薄くのばして紙のようにしたもの。織物のつや出しや、女性の髪飾りなどに用いる。かんてんがみ。